#3 歯医者のコト。
先々月から私は歯医者に通っていまして…それも治療のために。毎週土曜日、隔週で15時まで仕事がある週もあるので、その時は夕方の最終受付時間を予約して受診しています。
事の発端
いい加減歯医者に行けと、母親に釘を刺され、母親のかかりつけ医の元へと受診することになりました。
私、引くくらい歯医者行ってなかったんです。最後に行ったのが4年くらい前だったような気がします…間違ってなければあれはたぶんまだ学生の時。
4年前に私が通っていた歯医者は、モダンな雰囲気なのですが、物凄く閉鎖的で薄暗くコンクリ打ちっ放しの寒々しい、病院としては良い環境とは言えない不安にさせる要素しかないようなところでした。これじゃあ、行きたくなくなるのも無理ないわな…
それとは打って変わって、今回から治療で通うことになった歯医者はというと、一見すると豪邸のような造り。どうやら、1階が病院で2階は住まいになっているらしい。花壇があり、ガーデニングがされており、車庫には高級車。おそらくここの先生の車でしょう。初めて見た日はベンツとレクサスの大きなセダン。黒い化け物…!!こわっ…!!って感じでした。
で、肝心の内装なのですが、前とは正反対で自然光が入るような明るく、温かみのある落ち着いた空間。でもって、先生が若い!!前の歯医者、ずいぶんお年を召してらっしゃったから、この人眼見えてるのか大丈夫なのか?と不安でしてね。治療する部屋も個室になっていて、他の人の治療している姿は見えないようになっているという工夫までされていて、どこまでも患者への配慮がなされていました。最初からここに行けばよかった…
そして、緊張の初診のお時間。まあ、虫歯があるのは分かってたんです…結構いたかったんですよ…アイス食べると、その歯だけじゃなくて口全体が痛くなってたので、大きなのがあるだろうなと。
予想的中!!左奥の親不知が大きな虫歯に。それだけでなく、隣の歯まで侵食していた!!(BGM:チゴイネルワイゼン)自業自得なんですけどね。それもよく調べた結果、神経まで達していたという厄介な虫歯…
初日は検査だけだったので、何にもされなかったが、アイス食べるとやっぱり痛いぞ…しゃべるのも嫌なくらい痛い…よくもまあ、ここまで耐えていたものです。
抜歯・治療
そして次の週、この日親不知の抜歯も虫歯の治療も両方行うことに。母親や祖母は治療と抜歯を同日に行うことにものすごく心配していましたが、私としては早く終わらせて欲しかったので、その日の内に治療と抜歯をお願いしました。
抜歯は初めてだったので、少々の不安はありましたが、驚くくらい痛くないというか無痛なんですよこれ。麻酔を最初に打つのですが、それすらも何も感じない。最近の麻酔って進化してるのですかね。以前の歯医者で打った麻酔が歯茎が千切れるんじゃないかというくらい痛かったので、今回で常識を覆されました。
私の場合、親不知の生え方が真っ直ぐだったので、歯を割ったり削ったりという作業を全く行わずに抜歯ができたそうです。割って抜くという事を聞いたことがあったので、どんなにすごい音がするのかと思っていましたが、何やら特殊な鉗子のようなもので歯を挟んで引っこ抜いただけだったみたいです。とにかく無音で、どんな感じに抜いていたかはよく分からないままでしたね。
終わったあと、先生の顔に物凄く疲労が見えてたな…最後の最後にすんませんでした…
治療はいつも通り、ガンガン削ってから仮の被せ物をしてもらい、大穴が開いた歯茎には畳んだガーゼをねじ込まれ、この日は終了。歯の痛みは無いものの、顎の痛みがすごいすごい…1時間近く口開いてたからな。
この日私は治療の後、止血してすぐに中華料理を食べに行きました。母親の心配をよそに相変わらず食い意地だけは張ってたなあ。
神経の除去
その後は2度ほど通ったのですが、これこそ何が起きているのか謎でした。細い針みたいなものを(多分)歯にぶっ刺してたけど、これによって神経って取れるものなのでしょうかね。
→調べた結果。シャープペンシルの芯よりも細いヤスリ状の針を神経に刺して削り出すことで、神経を取り除くことができるそうです。
神経もない状態なので、これも無痛。神経を取った歯はミイラ化して、加齢とともにもろくなるそうです。
型取り・今後の予定
で、つい先週と先月末は被せ物の型取り。巨大な粘土を歯に当てられ、顎を押さえつけられる拷問受けました。結構な力で押さえつけられるものですから、逃れることはできません。これ、喉が弱い私にとって耐えるのは至難の業。汚いこと言うと、何度か吐きそうになっていました。でもこの作業無くては被せ物も作れませんからね…避けては通れないわけです。
そして今週、ようやく治療は最後です!長かったな…
待てよ、ここまで治療代1万円超えてる…コンサート1公演入れて、グッズ買えるくらいにはなりますね…
歯は大事にしろよ、みんな。ただそれだけは伝えたい。
